遺言

一緒に生きたい

海で泳いできたよ

今日、海に行ってきた

海に行くの、2年ぶりだ。せめて1年に1回くらいは、夏の海に行きたい。

私は海が好き。前から言ってるけど、小さい頃から毎年行ってて身近に感じていて、だからたくさんの思い出と思入れがある。海の優しいところも怖いところもたくさん、身に染みて。

同じく小さい頃から家では、父が好きなため地上波で放送する度にジブリを見ていた、ビデオもあったし。私は自然と人との関わりを描いた作品が好き。私の中の「神」像は、ジブリに深く影響を受けていると思う。海は、私の中で1番神に近いもの、という印象がある。シシ神よろしく、命を育み時に奪うもの。けれど意思があると言うよりは、この星が生まれた時から当たり前にずっと在って寄り添うもの。人が思う優しさはなく、願いを叶える存在でもない、畏怖すべき偉大なもの。それを人が勝手に利用し穢している。優しいものだと舐めてかかり都合よく盲信し、意のままに操ろうともする。そんな妄想を軽々しく打ち砕く、大いなる存在。

人は神が生み出した命のちっぽけなひとつでしかなく、その無情な存在の裾でぷかぷか浮いているくらいが、身分相応だと思う。浮き輪をつけて、足がつかなくても底が見える位の浅い所で。波に揺られながら死の恐怖を感じ、母に抱かれる様な安心を得る。そのひとときが何よりも好き。

という訳で今日も5時間くらいは海に浮いていた。蟹もたらふく食べた海の幸最高。蟹に食われて死ぬか、海で溺れて死ぬか。今から全身筋肉痛です…

 

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目を閉じるとまだ、波に揺られている心地がする。