遺言

一緒に生きたい

キャミソール

彼女さんのことが大好きだなぁ……と毎秒噛み締めている……

感情の根源を探るのは癖で、何においてもなぜそう思うのか、それは本当の気持ちなのか考えているのだけど。前、私のことを好きになってくれた人のことを、私も好きになりたくて、好きだと思うようにしていた 今はまだ好きに自信がなくても、いつかちゃんと好きだと思えるはずだと信じて

でもずっと、好きなんだ、という気持ちと、はたして本当に好きなのだろうか?という気持ち、どちらもあってつらかった。あの時の、ちゃんと好きになる、ってなんだったんだろう……今でも好き、の正体は分からない。言葉で説明ができない。けれど今はそんなふうに思うことも無ければ、好きになる努力を一生懸命していた頃が不思議に思えるほど、ただただ好きだなあ、と思う

好き をほどいていけばいっしょにいたい、守ってあげたい、大事にしたいとか、幸せになって欲しいとか、色んな気持ちが詰まってるけど、それらひとつひとつじゃ好き、にはならないし それ以外の言い表せない細かな気持ちもたくさん撚り合わさってやっと、好き、である気がするし……突き詰めるほど複雑だなあと、そんな得体の知れない感情に自信など持てるものなのだろうかと思いつつも、ふと彼女さんのことを思い浮かべればやっぱり好き!疑いようもなく、真っ向から好き!好きって、幸せだなあと思うのだ

好きでいられることも、好きでいてもらえることも、どっちも揃って、初めて幸せになれるんだなぁ……

 

曰く、自分が好きである自信はありあまるほどなのに、好きでいてもらえてる自信がなさすぎるのだ、と

その通り過ぎて、しょんぼり……

自分のことを愛せなくても誰かのことは愛せると思うけれど、相手が愛してくれるのはその愛せない自分であることに、どうしてなんだろう……という不安が募る いくら信じられないのが己だとしても、大事に想ってくれるひとを疑うなんてすごく失礼だなと、は、思うんだ

自信を持つって、難しいなあ……

なにはともあれ彼女さんが大好きだ……

くんくん……