遺言

一緒に生きたい

しっかりしなきゃという気持ち(義務感というよりはそうなりたいという気持ち)と、想像できない不安が急に来て、頭がふわふわする 地に足が着かないような、突然意識がなくなってしまいそうな…そんなことはけしてないんだけれど、はっと我に返るような感覚がして、

こんなふうに逃げてきたから、まともに立ち向かえる気がしなくて、立ち向かえる気がしない、という感覚は、漠然とした不安に変わっていく

逃げて逃げて、逃げ延びただけの現実に、向き合うのが怖いから死んでしまおうと思った

やり切ったんじゃ無い…最後まで逃げてた

立ち向かうべきことが無くなって、取り敢えずと定めた今年という猶予ももうすぐ終わるのに、後ろめたい気持ちと、何も変わっていないことが恐ろしい

生きていきたい理由が見つけられても、生きていけるのか、と問われると自信がない

生かされている

迷惑や負担にしかならない私という生物が怖い

死ぬべきだと理解しているのに、私が死ぬことで嫌な思いをさせるひとを増やしてどうするんだ、と思った

責任を負えないなら干渉などするべきではない

解っている

身に沁みて解っている

彼女が死んでしまうのや悲しいのは耐えられなかったから、命を以って庇うことなら出来たし、それは出来るし、その責任なら負えるのに、未来を、と思うと、今までの腐り切った過去が邪魔で一歩も動けないのが、

ちゃんと、その先のことを考えてたのか

 

いやだ

こんなのはいやだ 本当は死にたくない

ちゃんと自分の足で立って生きたい

でも一体何をどうすればいいんだろう

ちゃんと向き合わず逃げてきたつけがこんな所まで

こわい

記憶を滅茶苦茶にして迷惑を掛けて生きるのはもういやだ でも向き合いたくなくて、たった一歩先が見えないというだけで、どうしてこんなに不安でいっぱいになってしまうんだろう

たくさんのものを代償に遣り繰りしてきた、今思えば、そのとおり何ともないことだってたくさんあった

いちばんいい例が外に出られない、だ

足が竦んで動けない

鞭を打つために薬に逃げていたよな

良くないと知ってて、そんなことさえ「出来ない」としたら、もう何もかもが怖いのだ

私は一体どうしたらいいのだろう

生きていきたいという願いはあるのに、そのためのあれこれを思うと生きていける気がしない

いっそ迷惑をかけないように死ぬべきだと思うのにそれさえどうせ自分の手ではくださないのだろうと思うと

一体、これは何なんだろう。

自傷さえ取られてしまった。

私の残りかすがわたしだ

クソみたいなアイデンティティだ。終わってる

終わってるのになんで終わってないんだろう

まだ生きているみたいで、びっくりする

私の姿をしたこれは一体何なんだ

一体誰が息をしてここに居るんだ?

訳がわからない。

私、というものの病理は深過ぎてどこもかしこも腐り果てている

生きていくために切り捨てるべきもの、が、切り捨てられたら生きていける

生きていくために切り捨てるべきもの、が、私自身だった場合、どうすればいいんだろう

ごめんなさい…