遺言

一緒に生きたい

初診の日

門前払いを食らってしまった。

今日は初診の日。前の医者が長々と書いてくれた紹介状を読んで、先生ははっきり言った。

治せる自信が無いので他所を当たってくれ、と

温情として、

期限付きでもいいなら診てやってもいい、とも。

なんというか、本当悲しいけど、そういうのは慣れた、と思う、けど、それを抜きにしても、嫌な感じはしなくて

はっきりした口調だった。でも、つめたい感じはしなかった

迷う気持ちがなかった訳じゃないけど、そんなにどうしようということもなく、期限付きで、という事にしてもらった

この生活が続く迄が限度

こんな言い方はひどいけど聡明そうというよりは「ちかい」感じがした

これは「似ている」とは違う

賢い人は、きっと私のような愚図を見ていると苛立って、避けたり、丁寧に扱ったりする。

そういうつめたさがなくて

あなたが腕を切ろうが薬を飲もうが死のうが、責任は負わない。と。はっきり言った。

治すのは私自身である、とも。それはその通りだ。私もそう思う。私が「病気」でないことも、

 

 

お薬は希望通りに出してもらえた。

なんかそれだけでもう泣けるくらいだ

良かった。

これは関係ないかもしれないけれど

病院内のレイアウトが、この間見た夢に似ていてちょっと目眩がした。あの時は女医さんで。お薬をちゃんと出してもらえて、安堵した。でも夢だった。

今日のは夢じゃない。

私も、ね、私がどうなろうが、興味なくて

でも治したいという(治す、と言うと語弊があるかもしれない)気持ちは、ないわけじゃない

大部分は未練

あとは、ほんのすこしだけ、希望

願い、夢