遺言

一緒に生きたい

居た堪れない

未練だと思う

自ら死ぬという予定を立てて、その上で不健康でいるのはむしろ胸がすく。尻拭いのできる自虐なんて一番望んだ有様で、

結局、私はどうも在れない

四面楚歌だと思い込んでるうちは、当然自分しか頼ることが出来ない 心は耐えられなかったけれど、それでもなんとか生き延びるために、自分のことを愛するようになる 愛してると言い聞かせてるだけのホラでもいい とにかく内省ばかりでも、色々と発見がある 己のみに向けられた意識は視野を拡張し、感覚は鋭利になっていく

 

一般的な承認欲求は無いと思う

褒められたら嬉しいけど、根本的に信頼するということが出来ないし、だから、一度褒められても、次なにか失敗して怒られると、何もかもを疑ってしまう だけど身体的な触れ合いだけは真心を現すから、疑いようがない が、身体的に受け入れてくれる人なんて、そうそういない

私なんかを気にかけて歩み寄る様な人、どう考えても頭がおかしいから、一般的なものでは無いけれど、そういうレアな人たちに認めて欲しいという気持ちはとても強い

偏執、依存的だと思う

唯一でなんてあれないのに、そうでなければ自分の存在を肯定できない

それなら私はどうすれば、自分自身を肯定するには孤独でなければならなくて、しあわせのなかでは自分を否定し続けるのを、本当は止めたいのに

 

真夜中なのにどこかで蝉が鳴いた

今日は暑いから昼と間違えたのかもしれないし、最期の一声だったのかも

なんだか切ない あっという間に夏が終わる

あ、いま子供の声がした

窓から聞こえる範囲 一帯に響いた一声

なんだったんだろう、こんな時間に