遺言

一緒に生きたい

あとさき

こんな風に書き残すから無くなった時寂しくなるのかとも思ったけど。

物事の全てに意味がある、あのタイミングもそうなら、過去ばかり囚われて先に進めないことを改めろということなのかな

2014年から2019年まではちょうどひとりきりで生きてた時

ひとりで喋る相手もいなかったから、しょっちゅう言葉を書いてた。今はそんなに、書こうと思うことも無くて

……いくつか忘れたくなかったことがある

それはちゃんと、覚えてる範囲でかきおこすつもり

けど、そのうち忘れたことさえ、忘れていってしまう

些細なこと

 

彼女さんは私の言葉を、好きだと言ってくれた

絵も。でも私、最近どっちも中途半端だ

私は好かれるだけの価値がないから、もし、彼女さんが価値を見出してくれてたものを全て失ってしまったら、一体どうすればいいのか、途方に暮れる

彼女さんにプレッシャーをかけるつもりは微塵も無いけど、彼女さんが居なくなってしまったら、私は今度こそ立ち直れない気がする

5年間、ひとりきりでいて、ひとりは本当に耐え難いものだって、染みた

彼女さんが居てくれるから、前を向こうと思える

彼女さんがいないなら、とても耐えきれない

そんなふうに思ってしまう

弱くて、……

ひとりでもつよく生きていける人もいる

だから私もなんとかやっていく。やっていける。そう信じて頑張ってきたけど、私には、無理みたい

そばにいてくれて、愛されて、初めて、存在することを許された安心感を得る

それから、やっと先に進もうと思える

自らに無理矢理鞭打って蹌踉めき、転ばないように足を差し出す そうしてなんとか進んで行く。それと全然違う、進むたび削れてくものがない

不安になって泣いても、撫ぜてくれるやさしい手があって、また前を向くことができる

なんて幸福なこと

あの頃にはもう戻りたくない、ここにいたい

 

私はどうすればいいかなあ……