遺言

一緒に生きたい

夏の五目ラーメン

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2016年の今日だった。大学2年生。2度目の1年生の春たまたま隣の席になった子が明るくて活発な子で、よく挨拶をしてくれて。2年になって写真の授業が同じになったのもあって、一緒にはいなかったけど時々話した。彼女の高校来の友達も同じ授業取ってて、その子たち含めて5人でグループ課題をしたり、友達なんておこがましいけれど、違和感抱えながらも馴染ませてもらってた。それで、決して調子に乗ってたわけじゃない(と思う)けど、ポストに勝手に投函される街の情報誌 それに乗ってたラーメン、食べに行かない?って誘った

都合が合わないかも、というのを聞いて申し訳なくなり、がっかりしたようなちょっと安心したような……あれだけ快活な子も遠回しに断るんだなぁ……と……。けど、また連絡が来て、バイト空いたから一緒に行こう!って。結局一緒に行って貰えることになった。もちろんラーメンがメインじゃなくて、隣町で開かれるちいさなポスター展が目的。それでも、こんな友達とは呼べない仲なのにいいのかな?と、誘っといて不安になったり……変に深読みした自分を恥じたり……

炎天下自転車こいで小一時間、そこから電車

ラーメン、美味しかったなあ

そういえば2018年の夏、作業だった食事でも、あのラーメン食べ行った時は、ご飯って美味しいんだなあって感動した

なんということも無いファミリーレストラン、珍しい訳でもない五目ラーメン

思い出の味はおいしい

 

卒業したら、どんな仕事したい?

世界中飛び回りたい。色んな人に会いたいんだァ、目を輝かせて話す彼女は彼女らしくて眩しかった。私なんかは4年前と何も変わらないけれど……彼女は今、夢を叶えているのかな

彼女なら叶えてるだろうな

 

2016/6/18

夏らしい日だった

2018年も、新潟は暑かった

ここにいるとそこまで厳しくないのだけど、また今年も、あそこは猛暑かな?

……4年前、あの時出会えてたら私、今とは違うかな

でも、そしたら、こういう関係にもなってないかな?

そんなことも考える

彼女さんともっと早く会えてたら、辛いことずっと少なかったかな……

 

夏、特別だ

どんな時でも夏はきらきらしててきれい

どの思い出もまぶしい

好き

燃えて落ちていく様