遺言

一緒に生きたい

ちいさき命

初めて知ったのは、妹が当時付き合っていた彼女との曲、と教えてくれたRADのシザースタンド

の、MAD

2014年くらい。

曲は好きだったけれど、タイトルで画像検索すると気味が悪くて、当時は今よりも男女の恋話に嫌悪感が強く、「気になるけど胸糞悪そうなかんじするからみたくない」と、ずっと言っていた

それから2年後くらいには、Half-LifeのMADにも使われていて…興味はすごくあってもなんだかんだ見なかったのに、今年の3月、違う目的で入れた漫画アプリで見つけて、一巻無料で、それから毎日1話ずつ読み進めて、今日106話まで読んだ。

いよいよ佳境に入っていく

あと2話で、サムネイル、愛子ちゃんの左目の痣

愛子ちゃんの怪我は、お母さんにまつわるものなのか、プンプンなのか分からない。けど、未だに、愛子ちゃんはプンプンに殺されるんじゃないかと思ったり、どうしてあんなに痣や血の描写が出てくるのだろう……と、緊張しながら読んでいる

 

描かれている理不尽は、どれもありふれたもの、父親のDV、離婚、母との不仲…子供ゆえのままならなさやいつまでも身勝手な大人、人間のズルさ、見えない愛や、社会、事故、葛藤

些細な、と言ったらそれまでのちっぽけな一人間の話、まあ、たしかに昔の私ならゲロ案件だけどよくある恋愛

きたなくてやさしい人間というものに、吐き気がするけれど、そんなけがらわしいものが、私は大好きらしくて

どんな終わり方をするのかすごく楽しみである

 

まさかハッピーエンドではないと思うけれど、救いが全くないのは、虚無になりそう

怖いなあ……

 

そういえば、お母さんの実家の近所のわんちゃんが亡くなったらしい

家の人が子供の頃はとんでもなく可愛がられていたらしいけど、私が話で聞いたり見て知っている限り、ずっとぼろぼろのハウスで小さくまるまっていた

家の人が留守の時、近寄ると頭を撫でさせてくれた。無口で大人しいわんちゃんだった

家の人は素通りしていたけれど、わんちゃんは家の人が出入りしたり帰ってくると、ハウスから出てしっぽを思い切り振ってた

なんだか痛々しいなと思って少し泣いた

天国で、あったかくて、幸せだといい