遺言

一緒に生きたい

感情の産まれ、行く先

よい感情ばかり掬って

ネガティブな感情を抱かない

抱いていない、ということにする。

何もかもをゆるす。私のことを嫌だ、と思わない限り、私はそばにいて、大切にする。たったそれだけのシンプルな関係。どんな種類の好きだったとしても、それは好きに変わりない

例えばそれが誰にでも向ける好きだとか

特別な好きだとか

それから、関係性の名前…しりあい、ともだち、こいびと、なかま…それも問わず

突き詰めない 断定しない

グレーならグレーでいい

それでも好きだ それは、変わらないのだから

私の物差しで測って、手探りで触れて、嫌じゃないか問うて、大丈夫なら、支えたい

同情でも共感でもあわれみでも

それらが根にあったとして、咲いているのは好意だけなのだから

同じじゃない 同じ、じゃなくていい

だけど少しだけ、不安になる。それは過去の経験から、不安になるだけだから、もういいの

それに捕らわれずに、先を行く

ただ好きという気持ちを汚さずに、濁さずに、伝えていく

そうして私が一番欲しかったものを差し出すことで、私も安らいでいく

過去の私の後悔も憎悪もなんで、どうして、にも、「ごめんね」と返すしかできない

私はもうそこには行けないから、

それでもずっと、そこから進めなかった私は赦されて癒される。

 

もういいんだ

もういい

名前はいらない、枠もいらない

生きていて、その道がせめて、優しいものだといい、と思う

怪我をしても、膿んで痛くならないように、手当することが出来ればいい

痛くて辛いことから遠いほうがいい

暗くて寂しいところから離れているといい

そこがどれだけつらいか私にはわかる

かなしいほど身に滲みて知ってる

だからどうか幸せに、なってほしい

幸せでいてほしい

好きだから、そうであってほしい

それだけ…