わからない。覚えていない
覚えてないから悔やむ。それが、本当の私なら、一体どれほどの人に嫌われ、その代わり愛されただろうと思う
私が私のままで、愛された試しなんて、
あっちが変わってくれればいいのかな
そしたら私は死ぬのかな、死、ではないのかな
結局私のことを望んでいるのは、私ひとりでしかない
それも、「死にたくない」なんて、一番最後に残ったくだらない理由で
あっちは、生きたいと言って、生きるだろうか
それならその方がずっと良いのかな
私は私がわからない
2週間分の薬を3日でカラにしてしまった
もう嫌だ、嫌だ
嫌だばかりが増えてって
素面になれば何もかもが怖くなって
腕を切って、血を抜いて、棍棒で思い切り殴ったら、不思議な痛みがした。打つのなんて、鈍痛ばかりだと思っていたのに。ぱん、と弾けるような鋭い痛みがして、すっとした
痛いの嫌い、嫌だよ、こわい
でもこうする方法しか今を抜け出す方法がわからない
何もかも許すことが出来ない
私がわからなくなって初めて、やっと、許された気持ちがする
そうじゃない私なんて、ほんと、生きている価値がないんだろうなあ。それでも、やっぱり、死ぬのは、こわい。