遺言

一緒に生きたい

4回のカウンセリング

最後の心理では、ストレス対処について軽く話した。

「ストレス解消のためにしている、するとストレスが解消できる様なことはありますか」という質問に、少しだけ悩んで、「自傷くらいしか思い浮かびません」と答えた。悩んだのは、恥ずかしかったから。

「ストレスの解消にいいものをあげると、例えば、お風呂とか、音楽とか、匂いなんかも効果があると言われていますね。これらで関心のあるものはありますか」

この質問に答えるときは、先生の目を見た。「お風呂や音楽は好きです。自分の身体が心地よいと思えるものは、大切にしています。匂いもそうです。入浴剤とか、ハーブティとかも好きです。でも、これらでストレスがなくなったという実感はあまりなくて」

そうしたら先生は、それでいいんですよ、と言った。

「ストレス対処の方法は質よりも量なんですよ。目に見えて無くなった、というものよりは、心地のいいもの、ことをたくさん行って、少しずつ減らすよう心がけてみてください」

先生との面談の中で、一番有意義だと思った会話。

これだって、一般的な考え方といえばそうだし、テンプレっぽいといえばそう

でも、初めて先生の言葉を聞けた、気がする。

それがたとえ正解じゃなくたって全然いいんだ、間違っていたって。

だからちゃんと、ほんとうの気持ちを、教えて欲しい。

お友達になりたいわけじゃなくて、そうじゃなくて…

だめだなあ、未だに忘れられないんだ

過去にとらわれて一向に先に進めない

それがとても辛い