遺言

一緒に生きたい

いいわけ

忘れてしまいたいものが多くて、

忘れたら困ることが多くて

勢いに任せて生きられたらいいのに

そしたら楽なのに

楽に生きることは出来ない、

出来ない理由を数えては諦める方法を探して

要らない、も、忘れたい、も、

あなたが幸せならそれでいい、も

どれが私の本当の心だったっけ

私は何を求めていて

本当は何が欲しくて

本当はどうなれたら、諦めずに済むのだっけ

もうわからない。ずっとずっとわからなくなって、わからないから知らない。そういうふりして、してたら、本当のことだけわからなくなった。

本当は忘れたくない

本当は幸せになりたい

でも願っても叶わないものばかり両手に抱えて生きていくことはほんとうに大変だから

もう、忘れたい。

 

迷惑にはなりたくないけど

また、死にたくてたまらなくなってきて

これが最後かな、もう、これが最後だから、って

性懲りも無く鉛筆を取る

お願いだから、赦さないで、

もう嫌って忘れて

それでも最後あなたに言葉を送りたい

あなたが幸せならいいって、あなたのことが好きだって

それさえ忘れて欲しい

それさえきっと望まない

 

あなたが幸せなら、私はそれがいい

私が死んでもあなたの幸せは、あなたが死ぬまで約束されるから