遺言

一緒に生きたい

ワルツ(私もきっと)

多分もう何回も言っているけど、東京の電車、静かすぎて良くないよね

毎回、毎回来る度に思うのだけど、あんなに軽く走られたら、飛び込みたくなる

田舎のとは違って、薄く薄く研がれたナイフみたいな鋭さをもって、ただ静かに、押し寄せてくる

そこには無数の日常が乗ってる

私がどれだけ手を延ばしても取れないような素敵な、取るに足らない希望が

 

あの、

軽やかな切っ先に身を放ったら、

羽毛がわっと舞い上がるように、

踊るように、

きれいに、

死ねるような気がする